この本は、細胞に加温すると免疫力が上がるヒートショックプロテインについて書かれています。

一部うつ病とヒートショックプロテインについて記載されていたので紹介します。
ヒートショックプロテインとは?
熱ショックタンパク質(ねつショックタンパクしつ、英: Heat Shock Protein、HSP、ヒートショックプロテイン)とは、細胞が熱などのストレス条件下にさらされた際に発現が上昇して細胞を保護するタンパク質の一群であり、分子シャペロンとして機能する。ストレスタンパク質(英: Stress Protein)とも呼ばれる。
wikipediaより
それらは最初に熱ショックに関連して説明されていたが、現在では寒さへの曝露、紫外線、創傷治癒または組織リモデリングなどの他のストレスでも発現することが知られている。
ちなみに、分子シャペロンとは、分子が変性しないようガードしてくれることを指します。
分かりやすく書くと、ヒートショックプロテインは、私たちの体をストレスから守ってくれるたんぱく質で、体のダメージを修復する為に新しい細胞を増やす為にヒートショックプロテインが必要。
効果的なヒートショックプロテインの増加方法は、ヒートショックプロテイン入浴法がベスト!

〇入浴時の温度調整をしっかり行う事です。
・40℃なら20分
・41℃なら15分
・42℃なら10分→これがベスト!
〇入浴後は体を冷やさないで10分~20分保温
〇これを週に2回
〇効果が低下してきたら1~2週間中止してから再開
ヒートショックプロテインは、効果は永久ではなく、2日後をピークに1~4日間有効で、7日後に元に戻る。なので、週2回の加温がベストです!
うつ病に「ヒートショックプロテイン入浴法」を併用
2008年4月、桶狭間病院こころケアセンター精神科診療部長鈴木達世先生からお話しがあり、倫理委員会の承認のもと、入院中の患者さんにマイルド加温(ヒートショックプロテイン入浴法)を行う研究がはじまった。
「ヒートショックプロテイン」があなたを健康にする加温生活より一部抜粋
うつ病の患者でもヒートショックプロテインは加温後2日後をピークに1~4日後に増加する。
あまりにヒートショックプロテインが少なく、ほぼ治療もしていない患者さんもいたので、これらの患者さんへ、ヒートショックプロテイン入浴法の併用で、自発的な歩行や外出が増え、自己表現ができるようになってきた等、臨床症状の改善が見られた。
その結果、うつ病でもヒートショックプロテインが低下すること、うつ病でも加温によりヒートショックプロテインが増加することが明らかになった。
うつ病でもヒートショックプロテインが減少すること、加温によりヒートショックプロテインが増加することが分かったそうです。
これで研究が進めば、うつ病は脳(神経?)の病気なので、予防法や治療法が確立されるといいな。
うつ病以外にも効果のあるヒートショックプロテイン入浴法
他にも、
統合失調症、口腔内乾燥症、シェグレン症候群、糖尿病などの症状の緩和、ストレス解消、日焼け予防、精神集中、夏バテ、美肌にも効果があるそうです。
これはやらないと!
【感想】ヒートショックプロテインがあなたを健康にする加温生活
僕はサウナ好きで、定期的にサウナに通っているのですが、次に銭湯に行くときから早速この入浴法を取り入れたいと思います。
もちろん、ふだんからサウナ通いをしていても僕はうつになったので、あくまで補助的なものなのかもしれませんが、この本で参考になったのは、お風呂やサウナから出たあと、保温をするという点でした。
今まではサウナ後に冷たいジュースを飲んで、体を涼ませていましたが、次からはブランケットで保温します!
そういえば、たまーに、サウナから出た後やけに肌がつやつやしてるのは、サウナから出た後にブランケットにくるまって体をあっためてた時だったな~と思い出してます。