口は健康の源であると同時に、万病の原因でもあります。
口から始まる歯周病からは、思わぬ病気に派生します。
歯周病と糖尿病
手先が痺れたり、仕事中にパソコン画面が見にくいとかかすむとか、そんな症状があるなら、

糖尿病の可能性があります歯周病は糖尿病の合併症です。
糖尿病とは、血糖値を下げるインスリンの分泌が低下し、血糖値が高いままになる病気です。
歯周病により炎症を起こすと、炎症部分から細菌が血管に入り込み、この細菌がインスリンの働きを阻害する為、糖尿病にかかりやすくなります。
糖尿病患者に歯周病を治療すると、糖尿病も治ったという例もあるそうです。
歯周病と物忘れ、アルツハイマー

歯周病はアルツハイマーを悪化させる2013年、名古屋市立大学が、「歯周病はアルツハイマーを悪化させる」という論文を発表しました。
あいにく、朝日新聞の有料記事だったので読んでいません…↓
マウスに歯周病を感染させ、アルツハイマーの進行を調査したところ、歯周病に感染させたマウスの認知機能が著しく低下したという研究結果が得られたそうです。
歯周病は、EDのリスクを3倍にあげる。
2012年、台北医学大学の研究で、19万5千人を対象に調査。EDでない男性の歯周病患者は9%なのに対して、EDの男性の歯周病患者の割合は27%。約3倍に上がっています。

歯周病は血管の中にプラークを定着させ、血流が悪くなり、EDになります。
歯周病が原因で、命を落とすこともある。敗血症の原因に。
歯周病がすすむと、虫歯菌があごの骨にまで到達します。
そこで虫歯菌があごの骨を溶かし、雑菌を増殖させます。
雑菌が全身にまわってしまうと、敗血症になります。
敗血症の死亡率は30%です。
歯周病は、脳梗塞の原因になる。
血管にプラークを定着させるので、脳梗塞を起こすの原因にもなります。
ほかにも、インフルエンザやがん、骨粗しょう症、エイズの症状を進ませるなど、様々な病気の原因です。
また、糖尿病は、インプラントのオペを受けられなくなることもあります。
喫煙や糖尿病はインプラントへのリスクファクター!アンチエイジングにも影響します。
歯磨きだけでは歯周病の原因になるプラークは取り除けないので、デンタルフロスの併用をすすめます!

Floss Or Die。
フロスオアダイ、これはアメリカの教訓ですが、けしておおげさな言葉ではありません。
歯周病の原因であるプラークには、何百種類もの菌が含まれています。
歯磨きとデンタルフロス、うがい薬を併用して、歯周病予防につとめることが、糖尿病をはじめとする合併症の予防につながります。
積極的に歯磨き、うがいをすすめていって下さい!!