歯科技工士の長時間労働と低賃金問題について

歯医者で虫歯の治療のあと、

金属・セラミックの詰め物や入れ歯を製作している人たちを歯科技工士といいます

歯科技工士のほとんどは歯医者の中ではなく、

歯科技工所と呼ばれるところで働いています。

一般の方は歯科技工士と聞くととんでもない収入が得られていると誤解する方がいますが、

いわゆる職人仕事で、福利厚生や給料体形に問題のある歯科技工所がほとんどです。

目次

歯科技工士の長時間労働問題

仕事柄毎日いろんな歯科技工所をみてまわっています。

色々と回っているとたまにびっくりするような光景に出くわします。

先日営業で出かけた歯科技工所では、

玄関に大量の補綴物が並んでいて、

徹夜明け風の技工士さんが決死の形相で配達に出掛けているところに遭遇しました。

おそらく徹夜で仕上げたのであろう補綴物は、30個程歯牙模型が並んでいました。

仕上げるのにかかる時間を計算すると割かしぞっとするような仕事量です

元々僕も歯科技工士でしたが、長時間労働が嫌になり辞めました。

色々と福利厚生や雇用条件などに問題のある業種です。

いわゆるダンピングなどが原因で

異常なほど長時間働かないと

まともに生計を立てられるだけの収入が得られない、という現状。

たしかに技工士だった頃は当たり前のように深夜12時まで働いたりしていましたね…

歯科技工士の人材不足

1990年代には、専門学校の卒業生は全国で毎年約3200人いたのですが、

今年(2019年には)全国で850人。

歯科技工士は全国で35000人居るが、

そのうち約半数は50代以上。

10年位したら歯科技工士の数は半数になってしまうのではないでしょうか?

歯科技工士の人材獲得と待遇改善は非常に重要な課題です

あわせて読みたい日本の歯科技工士の問題点。離職率の高さと長時間労働低賃金問題について

歯科用CAD/CAMは業界を変えるのか?

今、いわゆる手作業による匠の世界である歯科技工の世界にも

変革期が来ています。

機械が自動で補綴物を削り出してくれる「CAD/CAM」

ジオメディ社の歯科用CADCAM。
器械類の一例。写真の器械は非常に小型化されたもの。

もちろん、CADCAMを使いこなすのにも相応の経験値と熟練度が必要で、

技工士でないと使いこなすことはできません。

今後、この器械がどのように業界に定着していくのか楽しみでもあります。

よかったらシェアしてね!

スポンサーリンク

コメント

コメント一覧 (1件)

目次
閉じる